オカリナ おかずクラブ
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「世界の果てまでイッテQ!」などのバラエティ番組でご活躍されているおかずクラブのオカリナさん(34)。彼女は、お笑い芸人になる前は看護師として3年間勤めていました。
今回の記事では、オカリナさんが看護師を目指したキッカケ、看護学生時代のエピソード、看護師時代のエピソード、転職をした理由について紹介していきます。看護師を目指している方、今現在看護師として働いている方が共感するような情報もあると思います。是非最後までお読み下さい。
「世界の果てまでイッテQ!」や「ヒルナンデス」などの番組でご活躍されているお笑いコンビ・おかずクラブのオカリナさん(本名は稲尾真季さん)。年齢は1984年生まれの34歳(2018年現在)で、お笑い芸人になる前は看護師として働いていました。
高校は、日南学園高等学校の看護科を卒業しています。彼女は、この高校に在学中に奨学金を受給しており、その奨学金の受給資格が「看護専門学校に進学し、看護師として最低3年間は看護師として働く」であったことから、そのまま香川看護専門学校に進学後、看護の道に進みました。
ちなみに、オカリナさんは、自身が勤務していた病院を公表していません。ただし、東京にある病院である事は明かしています。また、病院のどの科に所属していたのかも明らかにしていません。
中学生の時に脳梗塞のためこの世を去った祖母の死を目の当たりにした事をキッカケに、看護の道に進むを事を決意したとオカリナさんは語っています。
ある日、オカリナさんが朝リビングに向かうと、祖母が倒れており、その横で母が必死に呼び掛けていたとのこと。この光景を見た時、祖母が意識を失って倒れている衝撃よりも死を身近に感じた事に衝撃を受けたそうです。
また、死を近くに感じる事と同時に、この先家族が病気やケガをした時に何もしてあげられないのは嫌だと強く感じたとも話しています。
そして、この事件以来、彼女は将来は医療関係の職に就きたいと思うようになりました。しかし、決して学力が高いという訳ではなかったので、医者になるのは無理であろうと思い、看護師を志すようになったとのことです。
看護学生時代は実家から90分ほどの寮で暮らし、同居人を含めた計3名で共同生活を行っていました。
寮の規則は厳しく、外出する際は制服を必ず着用しなければならず、実家に帰省する際は届け出を行わなければならないというルールがあったとのことです。
また、オカリナさんの地元では叱責する際に用いる言葉をその地域では日常的に使うため、常に怒られているような気がしたと、言葉の違いに悩まされた過去を告白しています。
実習中は看護師の方々に邪魔もののように扱われて、あまりいい思い出が無いとのこと。当時のオカリナさんは、何故看護師の先輩方はこんなにも冷たい対応を取るのか理解が出来なかったそうです。
しかし、自分も看護師として働くようになって、冷たくしているのではなく、単に忙しすぎて学生達に対応している余裕が無かったのだと理解できたと話しています。
オカリナさんは、学生時代に担当教員から「あなたは看護師に向いていない」と言われた事があるとのこと。この言葉の意味は、実際に看護師として働くようになってから理解できたそうです。
彼女は自分自身の性格について、人見知りで、他人の事を思いやる気持ちに少し欠けていると述べています。一方、彼女の看護師の友人は、常に患者さんの事を思いやり、看護の勉強をかかさなかったそうです。
そんな友人の姿を見て看護師に向いている人とはこういう人のことなのかと実感したと話しています。彼女曰く、看護師はやりがいがある反面、とても多忙で辛い仕事であり、看護の仕事を心から好きと言える人が行うべきであるとしています。
彼女は国試に一度落ちており、その自身の経験から、看護学生の方に最後まで油断をせず勉強に励んでほしいと投げ掛けています。
看護師国試の合格率は90%程度と決して難関という訳ではありません。オカリナさんは学内テストでは上位3分の1に入っていた事もあり、他の学生が過去問を購入して必死で勉強している中、国試対策本も一切使わずに挑んだとのこと。
結果はクラスの中で自分1人だけが不合格、この経験が人生で初めて味わった挫折であると話しています。
2度目の国試挑戦の際は、前年の反省を踏まえ、予備校の夏期講習の受講し、国試に合格した友人のノートを借り、勉強に励んだとのこと。また、幸い病院から准看護師として内定を貰い、働きながら勉強を続ける事が出来たそうです。
看護師時代に最も印象に残っている患者さんは、まだ就職して1年目の時に出会った虎の入れ墨が入った患者さんであると話しています。
まだ新人であったオカリナさんは、この患者さんの治療のサポートを行えず、彼はその後亡くなってしまったとのこと。この方とは何度も会話をしており、亡くなったと知った時は、人目をはばからず病院内で泣いてしまい、先輩看護師の方に注意されたそうです。
高校時代、友人に連れられて見に行ったM-1グランプリで「世の中にはこんな世界もあるのか!」と衝撃を受けた事をキッカケにオカリナさんはお笑い芸人を目指すようになりました。
しかし、彼女は一度看護師を経た後に芸人に転職しています。
もちろん、高校を卒業してすぐにお笑いの道へと進むという進路も考えられますが、高校時代は病院奨学金を受給しており、3年間看護師として働く事を義務付けられていました。そこで、病院奨学金を返還した後に芸人の道に進もうと決めたと彼女は語っています。
実際に芸人に転職してみて、看護師よりもこっちの世界の方が居心地が良いと感じているとのことです。
看護師の世界は芸人の世界と比べて責任の重さが違い、少しのミスが患者さんの死に繋がります。一方、芸人の世界では、ミスを犯しても自分がダメージを受けるだけであり、また、人として良くないとされる事もそれを個性として捕らえてくれます。
このような所が、自分に合っていると感じているようです。
自身の体験から、看護の世界が本当に自分に合っているのか考える機会を設けてみては?と現在看護師を志している後輩達にアドバイスを送っています。
オカリナさんの看護師エピソードに関して、みんなの意見や感想をまとめてみました。きっと共感する意見もあると思うので、是非ご覧下さい。
・イッテQ!のロケでも常に冷静な人だから看護師に向いている性格だと思っていたんですがそうでもないんですね。
・オカリナさんは優しいので、きっと素敵な看護師だったと思います。
・元看護師だからいつも冷静なのか。納得しました。
・イッテQ!で共演者の方の足がつった際に真っ先に助けにいった姿を見てやっぱプロだなって思いました。
・オカリナさんは元看護師だったんですね。私にも看護学校に通う友人がおり、いつも実習とか大変そうなので、看護師の方は尊敬しています。
オカリナさんは身近な方の死をキッカケに看護士を志すものの、自分は看護師に向いていない事を悟り、高校時代から密かに志していた芸人の道に進む事になりました。
看護師の仕事はやりがいはあるものの、とてもヘビーな仕事でもあります。オカリナさんが述べたように、一度自分が看護師に向いているのか見つめ直す機会を設けてみてはいかがでしょうか。
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