「ポケットモンスター」のロケット団のムサシや「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ役を演じた事で知られる声優の林原めぐみさん(51)。彼女はデビュー当時、看護学校に在学中であり、卒業後も看護師としてのお仕事と声優の仕事の2つをこないしていました。
今回の生記事では、林原めぐみさんが看護師を目指した理由、看護から声優に転職した理由について解説していきます。
現在看護師を目指して勉強中の方、今まさに看護師として働いている方は是非最後までお読みになって下さい。
「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイや、「名探偵コナン」の灰原哀を演じている事でも有名な林原めぐみさん。生まれは1967年で2018年現在は51歳になります。
最近では声優の方々が表舞台に出る事も珍しくなく、アイドル声優と呼ばれる人達も続々と誕生しています。
一方、彼女は声優は裏方に徹するべきであるという考えを持っており、テレビ等に出演することも殆どありません。
ただし、声優の魅力を伝える事が出来る仕事であれば、テレビに露出することは構わないとしています。実際に、「徹子の部屋」は真面目に声優という職業の魅力を伝えられる番組であるとし、出演されています。
声優という仕事を愛する彼女ですが、実は看護師の資格を持っており、看護師と声優の二足の草鞋の生活を送っていた時期もあります。
幼い頃から声優に興味は持っていたものの、その仕事に就こうとは考えておらず、父が病に倒れた事もあり、国家資格を取得して堅実な仕事に就こうと看護師の職を目指しました。
また、看護学校の進学を目指して受験勉強に取り組んでいた時に声優のオーディションに合格し、声優の道に進む事も考えたようですが、父から声優を目指すならば看護師資格を取得すべきと言われ、看護学校に進学しました。
林原さんが幼い頃は、まだ声優は表舞台に顔を出す事はなく、あまり認知されていませんでした。当然、彼女自身をアニメの声を誰がやっているのかなんて意識した事は全くなかったそうです。
しかし、小学生の時に映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」を見に行った際に貰ったパンフレットの中に、声優の顔写真は貼付されており、声優という仕事を知り、衝撃を受けたとのことです。
この件をきっかけに、声優に興味を持ち、アニメを見る時も誰が声を演じているのか意識するようになったと話しています。
看護学校に受験の願書を提出する際、受付を行った担当者の冷たい対応に腹を立てた事がキッカケで声優を目指すことになったと明かしています。
苛立った彼女は、ストレス発散のために受験期間中は封印していた漫画を解禁し、本屋に立ち寄った所、合格者は無料で養成するという声優オーディションの広告を見つけ、すぐさま応募。300人ほどの当選者から見事選ばれ、声優の道に進みだしました。
彼女は看護学校に通いながら声優業もこなしていました。時には看護学校の卒業式と仕事が被り、別日に収録をするといった事も起きたとの事です。
卒業後も看護のアルバイトを続けてはいたものの、声優として人気が高まり仕事も増え多忙になってきました。そんな時に監督や先輩からのアドバイスを頂き、声優一本でやっていく事を決意し、看護師の仕事を辞職しました。
彼女は看護師の仕事に関するエピソードについて多くを語っていないので、ここでは彼女の人柄が分かるエピソードを1つ紹介しました。
ある日、林原さんの元に、彼女のファンであるという18歳の高校生の子から、通院している心療内科で発達障害・自閉症であると診断され辛かったというエピソードを綴ったファンレターが届きました。
この手紙を受け取った林原さんは、自身の公式ブログでその学生にアドバイスを送って励ましました。彼女は、ファンの子の落胆する気持ちに理解を示しながら、病院で出される診断というのは「未来」のためにあると自身の考えを述べています。
例えば、風邪と診断されれば体は体温を上昇させてそれに対応する、ガンと診断されれば胃がんなのか肺がんなのか等を調べ、それぞれに合った治療を行います。つまり、病気が判明すれば、次に何をすれば良いのかという事が見えてきます。
上記の例のように、今まで人が大勢いる空間が苦手であった原因が自閉症と分かれば、これからどう生きていけば良いのか分かります。また、病が明らかになる事は辛い部分もあるものの、同時に今まで原因が分からず不安に思っていた事から解放されるという利点もあります。以上が彼女の主張になります。
彼女は、看護学生時代に自閉症の子と直接触れ合った経験があるとのことで、彼の悩みに親身に答えてくれたのでしょう。
上記で紹介した林原さんのエピソードの数々についてのみんなの意見や感想をまとめてみました。
・自閉症の子供の手紙に親身に回答する林原さんは、きっと素敵な看護師だったと思います。
・彼女のブログでたくさんの人が救われたと思う。
・林原さんの場合は、看護師の道を捨てて声優の道に進んで正解だと思います。だってこんな才能が埋もれたら勿体ないですからね。
・看護師の仕事を辞めて不安定な声優という仕事一本で生きていくってすごい勇気がいる事だと思う。本当に声優の仕事が大好きなんですね。
今や一流声優の一人の林原めぐみさんも、過去には看護の仕事に携わっていました。しかし、結果的には子供の頃から憧れていた声優の道に進む事になりました。
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