今回、退職代行を利用して病院を辞めた看護師のYさんへインタビューを行うことが出来ました。貴重な体験談なので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
私としてもところどころ「これ聞いていいのかな?」と思う箇所もありましたが、Yさんは他の方々の参考になれば、と快く回答してくれました。
職場の方へ迷惑をかけてしまうという葛藤もあった上のことなので、当時は不安もあったようですが、次の職場も早々に決まったこともあり、そこまで落ち込んだ様子はありませんでした。
退職代行の利用をひけらかすこともなく、真摯な看護師さんという印象です。
本記事執筆のためのインタビューを受けていただいた看護師さんについて、名前や年齢、職場名などは記事内で全て伏せています。ご了承下さい。
45です。退職代行を利用したのは最近なので、、
編:なるほど。
年は同じですね。
准看護士です。
2年生の看護師専門学校です。
28年です。
編:それじゃあお仕事はずっと看護師なんですね。
はい。中学校を卒業した後、働きながら資格を取るため専門学校に行きました。専門学校を卒業してからはずっと看護師として働いてましたね。
1、2、3つです。
編:3つ目の職場で退職代行を利用したんですか?
そうですね。
そちらはまだ2カ月くらいでした。
編:じゃあ2カ月で退職代行を利用したって感じですか?
はい、そうです。
〇〇病院です(特定を避けるため名称は伏せるが、東京都以外の都道府県であるとだけ述べておく)。
〇〇です。
編:ああ、看護師転職サイトですか?
そうですね。
編:転職サイトの利用は初めてだったんですか?
そうですね。
病棟です。
編:病棟ということは夜勤も...?
はい、でもまだ夜勤はしてないですね。
編:なるほど。主にどういう業務だったんですか?
入院患者さんの世話とかですかね。
編:一般的な病棟業務という感じですね。
そうですね。
えーと、理由は...今まで病棟で働いたことが無くて。
編:なるほど。
で、腰を痛めてしまったりもして。そんな中で職場の人たちに質問をしても、すごいイヤな顔をされるだけで答えてくれなかったりとか。
編:サポートが無かったんですね...
そうですね。そういうことが積み重なっていって、「ああ、辞めようかな」って。
編:なるほど。前の病院ではどの業務を担当されていたんですか?
透析室です。
編:前2ついずれもですか?
いえ。2つ目の職場ですね。はじめの職場では外来でした。
えーと、半月くらいで向いてないのかなって。
編:2週間ちょいくらいですね。
ですね。
編:向いていなというのは、職場環境や病棟業務にという?
そうですね。
編:ありがとうございます。また被るところもあるかもしれないんですが、いったん別ジャンルの質問へ移っていきたいと思います。
はい。
編:よろしくお願いいたします。次は退職代行の利用について聞いていきますね。
はい。
期間が短かったからです。
編:やっぱり言い出しづらいということですか?
はい。それと、規定で2カ月前に言うようにってなってたんですよ。
編:なるほど。
えーっと、その前の病院は普通に退職しました。
編:退職代行を利用することもなく?
はい。
編:なるほど。そのはじめの2つの病院はどうして辞められたんですか?
他へ視野を広げてみようかなと。
編:円満な形で退職できましたか?
そうですね。
考えていなくて。辞める方向で考えていてネットで調べていたら、退職代行があるっていうことを知ったんですよ。
編:分かりました。ネットで見つけて、相談するまでに悩んだりしましたか?
いえ、LINEで相談できたので。LINEで相談してみて、その翌日から行かなくていいというメッセージが来たので。
編:すごいですね。
まあそういう感じで言われて。でもやっぱり勤務シフトが決まっているから、「他の利用した看護師さんたいはどうなされてるんですか?」とかいろいろ質問して決めました。
編:じゃあその翌日からは本当に?
はい。お金を振り込んだ翌日からはいってないですね。
編:お金を振り込んだのはいつなんですか?
LINEで相談した翌日の夕方ですね。
編:じゃあ相談した翌日は現場に入ってって感じですね。
はい。
はい。
編:電話とか対面は全く?
はい、してないです。
自分からはじめにLINEで相談をして。その翌日の夕方にお金を振り込んで。
編:夕方だったのは、その日お仕事だったからですか?
そうですね。
編:かなりスムーズと事が進んだようですが、相談する際に「うさんくさいな」とは思わなかったんですか?
ネットで業者さんを色々と調べていて、評判が良かったのが〇〇さんだったんですよ。それで決めましたね。
はい。本当にしてないですね。退職届も郵送です。
編:Yさんが自分で作成したものですか?
いえ、業者さんから送られてきたPDFを印刷して。記入して、印鑑を押してって感じです。
編:なるほど、分かりました。
はい。初日に、業者さんが連絡する日に、シフト勤務開始時間前に連絡してほしかったんですが。病院へ連絡したら職場の担当者がいなくて。
7時半に連絡したら担当者がいなかったので9時に再度連絡しますと伝えられて。私は業者さんへ、無断欠勤になってしまうかもしれないけど大丈夫なんですか?(9時だと出勤時間を過ぎているため、その日無断欠勤となる)と聞いたら、大丈夫ですと言われて。
私は連絡しないままでした。そしたら、8時10分から15分くらいにかけて数分おきに私の携帯へ電話があったんです。
編:なるほど。シフトの時間になっても出勤していないからどうしたんだろうということですね。
はい。それで不安になって代行業者さんへ連絡したら「着信拒否しても問題ありません」とのことだったので、その通りにしました。
それでその日の夜には着信拒否を解除したんですよ。本当に電話がないのか調べるために。
編:なるほど。
それからは連絡ないですね。
(病院から)連絡がないんですよ。それで業者さんへ、病院側に退職できたことを確認することは可能ですか?と聞いたんですけど。
編:はい。
そうしたら、退職に認める・認めないという事はございませんので、承認の有無はないかと思いますという返事が来たんです。
編:はい。
あとは、給料日の2週間後までに離職票が送られてくると。
編:現場の方からYさんに?
はい。なので、書類の発行を待っているという感じですね。
編:現状待っているかんじですか?
はい。それで、退職代行を利用して、退職が決まるまでに2週間を過ぎることがないみたいで。
編:離職票が届くまでってことですか?
いえ、私が職場を退職したということになるまでですね。なので、退職代行を利用してから2週間以降、働くことは可能ということでした。
編:別の仕事を見つけて、就職とかも出来ると。
はい。大丈夫と。
編:今はその2週間の期間なんですか?
そうです。
編:じゃあ今は退職代行さんが現場に退職を伝えての2週間をまず待っていて。
はい。
編:さらにその職場の給料日を迎えてから2週間以内に次は離職票の受け取りも待っていると。
はい、そうです。
いや、いないです。
編:その方々には退職することや退職代行を利用することは伝えていましたか?
いえ、伝えてないです。
いえ、出来なかったと思います。
編:やはり自分で伝えることはハードルが高いですか?
そうですね。当時の状況的に高いと思います。
〇月〇日です。(注釈:インタビューを実施する1週間ほど前でした)
編:分かりました。また別ジャンルの質問へ移っていきたいと思います。
はい。
編:費用についてお聞きしていきますね。
〇万〇円です。
編:ぽっきり?
はい。
編:これを一括で支払って、追加の支払いとかも無いですか?
はい。ないです。
編:じゃあ本当に退職の2週間と離職届けを待っていればいいという感じなんですね。
そうです。
はい、そうですね。
編:例えば、調べている当時に値段を見ながら「高いな」とか「意外と安いな」と思ったりしましたか?
最初に出てきた業者さんが〇〇さんで、そこは〇万円だったんですよ。
編:なるほど。
で、そこで悩んだんですよ。すごい悩んで、で一度そこへも相談したんです。
編:悩んだのは、〇万円ちょっと高いな、と思ったということですか?
そうです。LINEでそこへ相談しながら引き続き調べていたんです。それで、今回依頼した業者さんは電話もフリーダイヤルだったんですよ。
退職できなかったときの返金もありだったんですよ。それで、その2つへ相談しました。
編:相見積もりをしたという感じですね。
そうです。
編:値段は結構重要な検討事項でしたか?
そうですね。辞めるということは、結局給料も入ってこなくなってしまうので。
利用者が多いから大丈夫かなと思いました。
編:弁護士事務所の方へも問い合わせようかな、とまでは不安にならなかったと。
そこまではならなかったですね。これでダメだったら別のところへ頼めばいいかな、という気持ちもありましたね。
最初にお金を振り込んで、振込明細を写メってLINEで送るんですけど。そのLINEにちゃんと既読がつくか不安でした。
編:すぐに既読はつきましたか?
はい。すぐに既読がついて、続けてヒアリングシートが送られてきました。
編:どういう内容のシートですか?
辞める理由とか、最後に出勤した日とかを記入する感じでした。
編:でも、一応それらに関しては事前に相談もしているんですよね。
はい。でもそういう流れになっているんだと思います。
編:お金は何時ごろ振り込んだんですか?
18時30頃です。その時間に振り込むと反映は翌日になると思いますけど大丈夫ですか?と業者さんへ聞いたんですけど、明細の写真があれば大丈夫ですということでした。
編:なるほど。その日は仕事だったから、振込が夕方になったということですか?
そうですね。
聞いたところだと、ほぼ100%退職は出来るそうです。
編:ですよね。
その「ほぼ」っていうのは、会社から依頼者へ問い合わせがあって、結局依頼者が退職ではなく休業にしてほしいと会社に伝えた案件があったということでした。
私へは病院から連絡が来ていないので、「退職が出来て書類を待っているという状況だ」と業者から伝えられました。
編:もう1週間ほど病院からは連絡がないという事ですもんね。
そうです。ちょうど一週間ですね。
面接へ行ったりしてます。
編:次の職場探しですか?
はい。もう見つかったので。
編:病院さんですか?
はい。
編:配属とかはどうですか?
透析ですね。
編:そちらは転職エージェントさんを利用したんですか?
いえ、職安ですね。
一応、言葉を選んでますね。
編:退職代行を利用したことは伝えてるんですか?
いえ。面接を受けていた時は、まだ退職代行の利用を検討している時だったので。
編:なるほど。
「2つ目の職場を視野を広げたくて辞めたんですが、病棟はやはり向いていなかったため透析室の方がスキルを活かせる」という旨のことを伝えたという感じです。
知らないです、友人とかにも言ってないですね。
編:言う必要もないですよね。
そうですよね。でも、友達に辞めたいな、という相談はしてました。
ないですね。
編:今は待ち、ということだったんですけど、、、
はい。なので、新しい勤務先には、5月31日までは前職があるから、と伝えてます。
一応まだ前の病院のものを持っているんですけど、退職が決まった時点で病院へ返送してと業者さんに言われました。
編:なるほど。
なので一応、2週間たったらまた業者さんへ連絡してみようと思っています。
編:健康保険とかもろもろも今は待ちという感じですね。
はい。
編:次の職場も見つけたので、そこも心配ないと。
はい。
未払いとかは無かったんですけど、今回の給料日は少し不安で。
編:なるほど。
充分な日数出勤していないので、多分日割り計算になるとは思うんですけど。もし振り込まれていなかったら業者さんへ連絡すればいいと言われてますね。
編:日割りででも給料が振り込まれていないとおかしい、ということですね。
そうですね。
編:職場自体とは、残業代が振り込まれないとかそういったお金のトラブルは無かったんですよね。
そうですね。
次の職場はずっと続けようと思っているので、そういうことは考えていないですね。
編:大きい病院ですか?クリニックですか?
クリニックです。透析室があるので少し職員数は多いみたいですけど。
「こういうものがあるよ」とは伝えると思います。もしそれらを利用するのが不安だ、と言われたら「実は自分も、、、」と。アドバイスは出来るかなと。
勤務が決まっていても大丈夫ということですかね。私は退職代行を利用した翌々日が夜勤だったんですよ。
それがすごい不安で。代わりの職員がいるのか、夜勤明けの日は休みになるのでその職員さんの月の休み数が多くなってしまうのではと心配でした。
でもそこはもう会うことは無いとあきらめて。それでもいいのかな、なるようになるのかな、とは思いました。
編:他のスタッフへ迷惑がかからないか、という心配はありますよね。
はい。
編:そういえば職場での人間関係も良くなかったと言ってましたよね。
そうなんですよ。分からないことがあって質問するために「〇〇さん」と呼びかけたら「なに!?」みたいな感じで。
なに怒ってるのこの人、という感じの態度をとられていて。
編:あまり仲も良くなかったから、割り切りやすいというのはあるんですか?
でも、主任さんには申し訳ないなと思いました。
編:主任さんは良くしてくれていたんですか?
はい。そうですね。
インタビューを実施したのが、Yさんが退職代行を利用して1週間後のこと。インタビューの2日後には、業者から「病院から〇日付け(退職代行を利用した翌日)で退職を承認したと連絡があった」という連絡を受け取ったそうだ。
その連絡を受け取り、Yさんはその日に保険証を郵送して返却したとのこと。
インタビューから2週間後、Yさんから「離職票が届いた」と連絡をくれました。これで無事退職完了というところですね。トラブルなく職場を去ることが出来たということになります。
以上、退職代行を利用した看護師Yさんへのインタビュー内容でした。本記事が悩める看護師さん達の助けとなれば幸いです。
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