忘れてはならない看護師パワハラのワースト事例5つ【みんなの考えも紹介】

【2019年更新】いじめを受けていたり、悩みを抱えている看護師さんは最悪の事態を避けるのが最優先。過去の事件や判決を振り返ってみましょう。

事例を知って、事件発生を避ける!

本記事の目的は、過去に起きたパワハラを基とする事件を振り返り、そのうえで悲劇が二度と起こさないようひとりひとりが考える機会を提供することです。以下の5つの事例を紹介します。

・釧路赤十字病院

・大口病院

・仙台市救急医療事業団

・誠昇会北本共済病院

・患者からの暴力

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釧路赤十字病院

2013年、北海道釧路市の病院に勤めていた当時36歳の新人看護師である村山さん。その年に、遺書を残して実家で自殺してしまいました。遺書には、職場の上司から言われた暴言が記されていたとのこと。各種報道によると、現場でのミスをきっかけに人間関係のトラブルが起きたとのこと。


村山さんの両親は、上司である医師からの「おまえはお荷物だ」という発言などを受けて息子はうつ病のような状態になっており、それが原因で自殺したと主張しています。


このことを踏まえて2015年と2017年に、両親は釧路労働基準監督署へ、労災を申請・再審請求を行いましたが、どちらも棄却されてしまっています。


2018年7月現在、村山さんの両親は引き続き、労災認定を求めるために国を相手取り裁判を開始。国は、「労災申請の棄却は間違っていない」と主張を続けており法廷で争いは続いています。

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大口病院

2016年に大口病院の患者2人が、点滴に混入していた異物が原因で亡くなった事件がありました。それから約2年後の2018年、同病院に当時勤めていた看護師の久保木愛弓さん(31歳)が事件の容疑者として逮捕されました。


彼女は、他の患者も含めて20名ほどに対してやった、その理由として勤務中に患者が無くなった際の、遺族への説明などが苦手だったため、と供述しています。

同病院では2016年に患者の不審死が起きる前に、看護師のエプロンが切り裂かれていたり、看護師の飲み物へ異物が注入されており、ニオイで気づいたが飲み口に触れた口の部分がただれる、など様々なトラブルが発生していました。久保木さんは2018年7月時点で、患者の殺害は認めましたが、この看護師に関わるトラブルへの関与は否定しているとのこと。


病院内の看護師間の関係はあまりよくなかったらしく上司の看護師が部下を激しく叱ったり、無視したりすることもあったとのこと。パワハラ的なやりとりが頻繁に起きる職場環境も久保木さんへ影響を及ぼしたのでは、と推察しているメディアも少なくありません。

仙台市救急医療事業団

仙台市にある公益財団法人「仙台市救急医療事業団」が運営する市の急患センターに勤務していた40代の看護師2人は、勤務時間「週29時間以内」で働いていましたが、2016年度は「週20時間未満」とされてしまうことに納得がいかず、事業団の60代スタッフを訪問し個別に面談を行いました。


その面談の場で、スタッフは机を叩いたり、解雇することをほのめかしたり、非常識なので反省するべきなどと看護師に伝えたとのこと。


女性2人は非常勤の看護師だったため、契約は1年ごとに更新されていました。2人はこれをパワハラとして訴訟を起こし、結果、事業団がそれを認め、改善する意思を示したうえで和解成立のため慰謝料が払われました。

誠昇会北本共済病院

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2001年に准看護士としてこの病院で働いていたAさんが、Aさんを含む男性看護師(准看護士)5名の中で最も先輩だったBさんの執拗ないじめにより自殺してしまった事件です。Aさんは看護師資格の取得を目指して看護学校で学びつつ、准看護士として現場経験を積んでいました。


この病院における男性看護師間の人間関係はかなりの縦社会であり、AさんはBさんから職場での業務依頼の範囲を超え、プライベートまで支配的にいやがらせを受けていたとのこと。以下がその嫌がらせの例です。

・Bの遊びに無理やり付き合わされ、看護学校の試験前でも朝まで飲みの場に居させた

・肩もみや家の清掃、洗車、送迎など業務と全く関係ないことを課した

・缶のお茶を1つ3,000円で買い取らせた

・Aが恋人とデート中であることを知りながら、仕事のためと偽って病院へ呼び出した

・Aの携帯電話を勝手に使い、その恋人へメールを送るなどした

・2001年の職員旅行において、飲食の費用9万円の負担を押し付けたうえ、お酒を飲んで急性アルコール中毒にならざるを得ないような状況へ追い込んだ

・暴言を職場で直接吐いたり、メールで送った

・2002年の病院の会議で、Aの様子がおかしいこと、疲れやストレスからくるミスが見られ心配である、という話題になった際、Bはその場で「仕事へのやる気が見られない」などとしてAを非難

そして2002年にAさんは自宅で自殺。Aさんの両親は職場の病院とBさんに対して裁判を起こし、賠償請求が成立しました。

患者からの暴力も...

訪問看護師の場合、患者宅で嫌がらせや暴力、セクハラ被害を受けることもあります。大声で怒鳴られたり、能力が低いといわれたり、殴られた・刃物をちらつかせてきたなどといったかなり暴力的な被害も。


患者からの嫌がらせは訪問看護だけではなく、病院で起きることもあります。2013年の事件では、看護師のAさんが、ベッドの上で暴れる患者さんを抑えるよう指示されて、その作業を行っていたところ、その患者さんに噛みつかれ、その結果C型肝炎を患ってしまいました。


看護師Aさんは、この病院に勤務してまだ半年しか経過しておらず、「暴れる患者さんを抑える」業務もこれまでほとんどやったことが無かったとのこと。


裁判では、病院はその業務に伴うリスクや、Aさんの能力を踏まえたうえで、このような出来事が起こることはある程度予見できたし、防げたはずだという点が問われ、Aさんへ慰謝料を支払うことになりました。

富士吉田市の市立病院歯科口腔外科における事例

被害に遭っていた看護師による証言で明かされた事件。50代の女性歯科医師が、診療を拒否したり、看護師職員へパワハラ発言をしていたとして懲戒免職となりました。なお本人はこの件について否定しているそうです。

診療拒否に関しては、同市内の紹介状を携えてきた患者さんの治療を拒否したとのこと。同市歯科医師会がこの医師の同市立病院の歯科医師就任に反対されたということがきっかけとなっており、医師は反対した医師の医院をブラックリスト化していたとされています。

歯科衛生士・看護師など4名へのパワハラに関して、実はその医師は2004~5年頃に勤務していた病院でもパワハラを理由に懲戒免職となっていたという事実もあるそうです。


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